王ケ頭・美ヶ原高原 写真アルバム 下諏訪から送迎バスで美ヶ原へ

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2010年2月28日掲載
  
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御柱祭の看板が大きい下諏訪駅前
 送迎バスの待ち合わせ場所は、下諏訪駅前と聞いており、駅舎の出入口はひとつしかないので、来ればわかると案内されている。駅前のひろばには、地元のタクシーが客待ちをしていた。山本小屋に泊まる旅人がいないか、それらしき格好をしたひとを目が探している。きょうはよく晴れた。青空がまぶしくなってきた。

 下諏訪の観光について少し紹介しよう。

 下諏訪は御柱祭という祭りが有名である。ひとを大木に乗せたまま崖を滑り降りる絵は、テレビで見たことのあるひとも多いと思う。この場面は長い祭りの一部であって、それのみが祭りではない。
 信州・諏訪大社では七年に一度の寅(とら)と申(さる)の年に宝殿を新築し、社殿の四隅にあるモミの大木を建て替えるため、巨木を山から切り出す。巨木は 人力で各神社までの道中を引いていく。この崖はその難所で、「木落し坂」と呼ばれているのだそうだ。
 観光マップを見ると、この祭りのほかにも文化財などがあって、知らないものが多かった。興味のあるひとは回ってみるのもよいだろう。

外部リンク
下諏訪観光協会

送迎バスが到着して、乗り込む乗客
 山本小屋のバスがやってきた。乗客は10名はいた。バスは30分ほど走ったところで、また乗り換える。山に入る手前で、チェーン装備が必要なのだ。チャーンを付けたりはずしたりするのではなく、バスを2台をリレーに使っているということである。ちなみに、昨年美ヶ原高原の王ケ頭ホテルに泊まったときは、道は違うが、林道の手前でチェーンを付けて進んでいった。

 バスの車体は古い。乗客を乗せて険しい山道を毎日走っているためである。もしこのバスがなければ、自家用車か徒歩しかない。王ケ頭側だったら、自家用車でも無理である。ぼくはこのバスが頼りなので、とてもありがたく感じている。


県道178号線と野々入川
 中山道(国道142号線)を走っていると、山の合い間に、浅間山が見え隠れした。このあたりはまだ雪はなくて、枯れた冬景色が広がっている。和田宿の交差点まで来ると、左折して、いよいよ山道だ。
 ところで、和田宿とは、中山道六十九次を江戸から数えて28番目の宿場町である。バスに乗ったところは下諏訪宿で、29番目の宿場にあたる。車で約30分、距離にして約23km、江戸の方向にのぼったことになる。和田宿は、荷物を運ぶ伝馬役(今でいうと輸送業)で栄えた集落である。現在も旧本陣や古い家屋が保存されていて、往時の雰囲気をしのぶことができる。

 積もる雪が見え始め、溶けた雪がまた凍っている。渓流、野々入川の脇を走る頃には、ずいぶん雪が深くなってきた。

 東京からは、美ヶ原の東に位置する山本小屋へアクセスするのが近い。昨年の春と夏、美ヶ原へ来たときは、そのルートをたどった。その時は妻を車に乗せてきた。青々とした緑に囲まれて、美しさもさることながら、すがすがしい森の香りがすばらしかった。ぼくは嬉しくなって思わず、妻の頬にキスをした。しかし、いま森は"冬眠中"である。枝という枝から、新芽が出て、きっとまた、美しい緑にあたりは包まれることだろう。そんな春を楽しみに待ちたい。

 前方に、ビーナスラインの橋が見えた。走る車は一台もない。冬季は閉鎖されている。あと、10分もすれば高原に到着だ。

  
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